とにかく給料が少ない・・・。まず何から始める?

いくら頑張って節約をしていても、元々の収入が少なければ物理的に成り立たないケースも出てきます。とはいえ、いきなり仕事を辞めて転職活動を行ってもすぐ見つかるとは限りません。生活の基盤を確保しつつ長い目でのライフプランを検討しましょう。

 

現在の会社での行く末を考える

現在の仕事が非正規であれば、そのまま実務経験を積みながら今後どのような方向性があるか考えてみましょう。正社員への道があればもちろん望ましいですが、現在は必ずしも正社員だからといって安泰とは限りません。むしろ際限なく残業や業務の負荷が掛かり心身の健康を損なう恐れもあります。

 

処遇にのみ目を向けるのではなく、今の仕事をどのようにこの先活かせるか。この会社に留まるならどこを目指すかということを、自分のモデルケースを見つけて具体的に想像してみましょう。

 

管理職の現在の姿を見て「自分はこうはなりたくない」と思うのであれば、仕事は冷静に進めながらも並行して近隣の求人情報を集めるなど、具体的に動き出しても良いかもしれません。

 

スキルアップして転職を目指す

どんな仕事に就いても絶対安心ということはありません。同時に、資格さえあれば就職には困らないという時代でもありません。ですが、その取得に向けて努力をしたという証にはなりますし、向上心を裏付けることにも一役買いますので興味の持てることがあれば、それに絡めた資格について調べてみると良いと思います。

 

資格取得を目指すにしても、出来れば現在の仕事を続けながら進めた方が、経済的基盤がある分不合格を恐れず学ぶことが出来ます。背水の陣で仕事を辞めて専念した場合は、ブランクが長くなり過ぎないよう注意しましょう。

 

様々な資格がありますが、パソコンが使えるということをアピールするにはMOS、経理関係では簿記は根強い人気です。実務経験者が有利ではありますが、機会があれば医療事務について学んでみるのもおススメです。

 

お金は大事、でもお金のためだけには働けない

給料が高い仕事にはそれぞれに理由があります。働ける年齢や性別に制限がある。専門的なスキルを求められる。出張や転勤が多い。職場環境に問題があり人が居着かないから、などが挙げられます。

 

生活の糧として人生の一時と割り切り働くことは出来るかもしれませんが、やはり、1日のうち大半を費やす労働時間は、自分にとってやりがいや喜びが感じられなければ長く続けることは難しいです。

 

年金の受給年齢も上がっている今、働くということは生活に不可欠です。若いうちは特に、目先の損得ではなく今後の人生の下積みになるような仕事を選ぶことも時には必要です。

 

自分にとって何が重要かという優先順位を、是非仕事選びに活かしてください。